経営において「ダムを創る」という事とは?

2017年09月26日

  本日もご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
 私は、群馬県太田市にある会計事務所、税理士の堀越 誠と申します。

  ご存知の方もたくさんおられるでしょうが、経営の最も有名な話に、松下幸之助先生の「ダム式経営
 の話がございます。
  私なんぞが語るのは非常に恐れ多いのですが、簡単な内容は次の通りです。

  松下幸之助先生が、ある中小企業者向けの講演を行った際に、「経営においても、ダムを作ってください。 
 川にダムを作って、そこへ水を貯めて水量を安定させるが如く、経営も資金・人・設備など余裕を持てるよう
 貯えを行い、いざ不況になった場合にもビクともしないような経営状況を常に心がけ
たいものです。」という
 意味合いの言葉であったかと存じます。

  しかしながら、それを聞いた聴衆からは「そうは言っても、それが出来ない。いったいどうすればダムが
 作れるのでしょうか?」という風な形で、松下幸之助先生に問いただします。
  すると、松下先生は「どうすればダムができるのかはわかりません。しかし、まず、ダムを作ろうと思わん
 といけません。」と言ったそうです。

  これを聞いた聴衆からは失笑が起こったと言われてます。しかし、
そこに居合わせていた、日本航空の
 名誉会長である、稲盛和夫会長は、まずそうしたい、という強い意志
・強い想いを持つことが大切なのだ、と 
 一途に執念を持ち、想い続けることの大切さを学んだという事です。
  さらに、その松下先生の講演を聞いた当時の稲盛会長は、まだまだ京セラを創業して間もない頃であったと 
 言われております。
 
 ☑大切なポイントは、経営者は毎日しんどい思いをしながら日々実行することが多く、近道を探したり、
  テクニックがないかと弱気になってしまう事も多いですが、まず想う、という事が大切であるという事だと
  解釈してます。この名話を思い出すと、私も爪の垢を煎じて飲むが如く、へこたれず、情熱を持って生きて
  いかねばならないと改めて想うのです。

 本日も誠にありがとうございます。 堀越まこと経営会計事務所 堀越 誠

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