安全性分析の主な指標である「自己資本比率」とは?②

2017年10月04日

  本日もご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
 私は、群馬県太田市にある会計事務所、税理士の堀越 誠と申します。

  会社の安全性分析の主な指標に、「自己資本比率」がございます。
 まず、安全性分析とは、会社がどれだけの支払能力があるのか等、企業の健全性を判断するための
 貸借対照表中心の分析です。

  「自己資本比率」とは、貸借対照表の資本の部の合計である自己資本(株主資本、純資産ともいう)の
 総資本(自己資本+他人資本)に対する割合を指します。
  自己資本比率の計算式は次の通りとなります。
   自己資本比率=自己資本/総資本

  では、自己資本比率は、何%がよろしいのでしょうか?
  よく言われるのは一般的に、まずは40%を目指して経営をして行きたいということです。
  自己資本比率40%とは、すべての資産(総資産)のうち、返済する必要のない自己資本が40%、返済義務を
 ある分が60%という状態です。ですから、40%以上であるならば、倒産しにくい企業になったと言えます。
 すると、自然と会社の信用度も増加していきます。

  ☑大切なポイントは、自己資本比率の向上に尽力を注ぎこむことで、安易な節税に目を向けることが少なく
   なり、自然と剰余金が増加していき、資金繰りも楽になっていく、ということです。

 本日も誠にありがとうございます。堀越まこと経営会計事務所 堀越 誠


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