飲食業・理美容業における「広告費等」の分類とは?

2017年09月17日

  本日もご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
 私は、群馬県太田市にある会計事務所、税理士の堀越 誠と申します。

  飲食業・理美容業、ネイルサロン等を開業したら、集客のための広告を打つ必要があります。
 新聞チラシや戸別ポスティング、フリーペーパーなど、様々な広告・情報発信メディアがあります。
 また、集客のために値引きやおまけなどの特典を付加している場合もあります。
 これらの費用(販売費)を適切に分類すると、次のようになります。

 ☒販売費
  1.「広告宣伝費」固定費)…新聞の折り込みチラシ、ポスティング、街頭チラシ、新聞・雑誌広告
                  フリーペーパー、駅・電信柱の看板広告、ホームページなど
  2.「販売促進費」(変動費)…各種広告による値引き、特典の付与、成果報酬型広告など
  広告宣伝費や販売促進費は、投資活動という観点から考慮すると、一括して「販売費」と考えられます。

 ☑大切なポイントは、広告宣伝費は固定費であり、販売促進費は変動費であります。
  これは、広告宣伝費が例えば2倍の新聞チラシを打ったとしても、集客が必ず2倍になるとは限らないため、 
  固定費として扱われる、ということです。
  一方で販売促進費は、例えば「新規で来て頂いたお客様はカット代10%off」と値引きをうたった場合には、 
  新規のお客様が2倍になると、値引き総額も2倍になるから変動費として扱われる、ということです。

 本日も誠にありがとうございます。 堀越まこと経営会計事務所 堀越 誠

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