本日もご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
私は、群馬県太田市にある会計事務所、税理士の堀越 誠と申します。
仕入れた商品がいったい何日で売れたのか?を示した指標が、「商品在庫の回転日数」ですが、
この在庫の回転日数と、さらに「売掛債権の回収日数」、「仕入債務の回転日数」という2つの指標を
把握することで、いったい何日の運転資金が不足していて足りていないのか?がわかります。
まず、「在庫の回転日数」は、次の通り計算されます。
在庫の回転日数=貸借対照表の商品÷損益計算書の売上原価×365日
次に、「売掛債権の回収日数」は、以下の計算式となります。
売掛債権の回収日数=売掛債権÷売上高×365日
さらに、「仕入債務の回転日数」は、以下の計算式となります。
仕入債務の回転日数=仕入債務÷売上高×365日
これらの3つの指標を組み合わせて、運転資金の不足日数の計算式は、次の通りです。
運転資金の不足日数=在庫の回転日数+売掛債権の回収日数-仕入債務の回転日数
したがって、この計算式の結果として、0を超える+の値になるならば、運転資金は不足している
状態となるわけです。一方で、0以下から-の値になるならば、運転資金は足りているということに
なります。
☑大切なポイントは、運転資金に問題があって、常に不足している状態に陥ったならば、
「在庫の回転日数」「売掛債権の回収日数」「仕入債務の回転日数」の3つの指標のどれかをいじって
一つずつ改善にあたっていくと、運転資金の不足の問題は徐々に改善されていく、という事です。
本日も誠にありがとうございます。堀越まこと経営会計事務所 堀越 誠
2017年10月08日