全ての利益の源泉である「売上総利益」の特徴とは?

2017年10月19日

  本日もご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
 私は、群馬県太田市にある会計事務所、税理士の堀越 誠と申します。

  会社を経営していると、「粗利」「粗利」と連呼されるのが、会計上の「売上総利益」であります。
  売上総利益とは、企業本来の業務から得られる商品または製品の「売上高」から、売上高とは直接的な
 個別的対応関係にある、商品または製品の「売上原価」を差し引いた差額です。
  これは先ほども申しましたように、売上総利益は、粗利益とか粗利と言われているものです。

  売上総利益は、損益計算書では第1区分として表示され、全ての利益の中で一番初めに発生する利益です。
  売上総利益は、企業におけるもっとも重要な利益の源泉を表しますので、利益の元であると言っても
 過言ありません。

  この売上総利益から順番に、営業費たる販売費および一般管理費を控除して、営業利益が計算されます。
  さらに、営業利益に営業外収益費用をプラスマイナスして、経常利益が計算されていきます。

 ☑大切なポイントは、売上総利益は、全ての利益の元となる利益と言えるもので、この利益が自然と上手く
  取れていくのが望ましい、という事です。売上総利益が上手く出ていかないと、臨時的な収益に期待する
  しかないので、会社の経営は徐々に苦しくなっていきます。
  環境が激変しない限り、売上総利益の売上高に対するパーセンテージは、毎期ほぼ一定になるという特徴が
  あります。ですから、
付加する付加価値の大きさは、その商材や販売企業の市場における競争力の大きさを
  表しますので、粗利の値に注意することが大切です。

 本日も誠にありがとうございます。堀越まこと経営会計事務所 堀越 誠

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