「雑費」で処理する場合の注意点とは?

2017年08月24日

  本日もご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
 私は、群馬県太田市にある会計事務所、税理士の堀越 誠と申します。

  お店を経営していると、どの勘定科目にも当たらない支出や、臨時的な支出、重要でない
 支出が発生してきます。
  このような特に科目を設ける必要のないものをまとめて処理する費用科目を「雑費」勘定と言います。
 「雑費」勘定は何でも入れてしまえる非常に便利な勘定科目のように思うかもしれません。

  しかしながら、決算書で雑費の額が多いことは、経理上はあまり望ましくありません。
  税務署にも不審の目を向けられやすくなるため、細心の注意をしなければなりません。

  ですので、できる限り「雑費」勘定を多用することは避けた方が無難です。
  なぜならば、「雑費」は何に使っているのかがハッキリとは見えないため、使途不明金として税務署や
 金融機関から厳しい目で見られてしまう恐れがあるからです。

 ☑大切なポイントは、「雑費」勘定は、一事業年度・会計年度で同じ経費が相当回数発生する場合や、
  金額が大きくなる場合には、できる限り使わないようにして、独立した科目で処理をした方がよろしい
  という事です。

 本日も誠にありがとうございます。 堀越まこと経営会計事務所 堀越 誠

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