「借入金」元金返済は経費となるのか?

2017年10月20日

  本日もご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
 私は、群馬県太田市にある会計事務所、税理士の堀越 誠と申します。

 ◦例えば、お店を開業するに当たり、運転資金として600万円を借り入れた場合には、以下の処理と
 なります。
   (現金)6,000,000 /(長期借入金)6,000,000

 ◦この長期借入金の毎月の返済額には、元本部分と利息部分に大別されます。例えば、元本部分が10,000円、
 利息部分の2,000円を現金で返済した場合には、以下の会計処理となります。
   (長期借入金) 10,000 /(現金)12,000
   (支払利息)      2,000 /

  上記のように、元本部分は経費になりませんが、利息部分は経費に算入できます。
  借り入れた資金である、長期借入金は負債の部に計上されるため、毎月の月々の返済は、負債が
  減っていく、という処理をするだけだからです。
   ですから、損益計算には何らの影響も与えず、必要経費とはなりません。

 ☑大切なポイントは、借り入れた資金の元本部分の返済は、負債の減少となるということです。この借入金
  返済金額が多額になっていくと、利益が出ていたとしても、元本の返済には多額の資金が必要となるため、     
  その後の納税が資金不足できなくなってしまうケースもあります。ですから、大切なのは、資金計画を正確
  に作って実践していく、という事になります。

 本日も誠にありがとうございます。堀越まこと経営会計事務所 堀越 誠

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