本日もご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
私は、群馬県太田市にある税理士事務所、税理士の堀越 誠と申します。
開業して目標としている利益に届かない場合が多々ございます。実際に経営してみると
当初考えていた通りには、思い通りには行かないのが常だからです。
しかしながら、目標を立てる、目標の数字を明確にすることは非常に大切です。
この数字と現実の実績数字がどのくらい違うのか、どこに原因があるのか分析する指標となる
からです。そこから、どうしたら目標値に近づけるかを、手を打つことができます。
まずは、確定要素である固定費と、不確定要素、リスク要因である売上高を大別します。
固定費は確定要素であるため、ある程度の予測が出来やすいので、実際の数値に近い数字にする
事は十分に可能です。ですから、まず、固定費の見直しから入り、修正することは大切です。
しかしながら、売上高は不確定要素、リスク要因であるため、予想するのが非常に難しい値です。
売上高は以下の計算式から導き出されます。
売上高=単価×数量
売上高を増加させるには、単価を上げるか、数量を増やすか、のどちらかとなります。
しかしながら、売上高が伸びないと、安易に単価を下げる、値引きをする方向に行きやすいです。
当たり前ですが、安易に値引きをして単価を下げるとなると、数量をもっと増やさなくてはならないので、
悪循環に陥る可能性もあります。
☑大切なポイントは、不確定要素、リスク要因である売上高の軌道修正を図ることは、時間がかかり、非常に
難しい問題です。単価を下げる、単価を上げる、数量を上げる、数量を下げる、の4つの要素を組み合わせ
て、最も良い値を探しあてるというバランス感覚が必要であり、十分な時間をかけて試行していく必要が
あります。
本日も誠にありがとうございます。 堀越まこと経営会計事務所 堀越 誠
2017年10月29日