「飲食業」・「美容業」の契約物件の状態とは?

2017年06月29日

 本日もご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
 私は、群馬県太田市にある税理士事務所、税理士の堀越 誠と申します。

 「飲食業」・「美容業」を開業するに当たって、契約物件の選択は非常に重要です。
 以下、大きくは2つの選択肢があります。
   ①スケルトン物件での新規開業
   ②居抜き物件での新規開業

  また、物件の状態とは少々異なりますが、昨今では、後継者不足の事業承継や、
 低価格競争に敗れ、敢え無く事業撤退となり売却するオーナー様など、
 売却・買収(M&A)による、開業の方法も増えてます。
  しかし、これから新規開業で、小規模でお店を始められるオーナー様にとっては、
 このケースは考えなくても良いと思われます。

 ここで…
  ①スケルトン物件
    基本的には、室内が建物躯体のみで内装設備等がない状態の物件を言います。
   スケルトン物件の場合は、室内の内装、設備といった工事は開業者が行ないます。
   全く何もない状態から店舗造りを行いますので、費用はかかりますが、自由度があり、
   希望通りのデザインをつくりやすいのが特徴です。

  ②居抜き物件
    前テナントが使用していた内装の造作や設備・什器等が残っている物件のことです。
   前テナント側との交渉が必要ですが、必要なものをそのまま引き継ぐことができれば、
   内外装工事費を大 幅に減額することができます。
    しかし、残物があるので、オーナー様の理想の物件を探しづらいと言えます。
    さらに、気を付けなければいけないのが、素人判断で居抜き物件の状態を判断しては
   いけないということです。
    専門業者に確認してもらったら、当初は一部のみ回収予定だったのに、使えると思っていた
   造作や設備等が使用できず、結局、解体や廃棄費用等も上乗せで発生し予想以上に費用がかかって
   しまったというケースも少なくありません。

 ☑大切なポイントは、内装等の初期費用に気を遣いすぎてお客様を意識した物件造りができなくなるのは、
  本末転倒であろうかと思います。
  ですから、物件選びには当初の事業計画書や、お店のコンセプトに添った条件に見合う物件かどうか?
  で選んでいただくのがよろしい、ということです。

 本日も誠にありがとうございます。 堀越まこと経営会計事務所 堀越 誠

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