本日もご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
私は、群馬県太田市にある税理士事務所、税理士の堀越 誠と申します。
「飲食業」・「美容業」も含む、全業種の共通の、粗利益の額についての計算式
は以下となります。
ここで、「粗利益」とは、損益計算書上において、売上から売上原価を差し引いた利益のこと
を言います。「粗利益」とは、粗利や売上総利益とも呼ばれます。
粗利益の額の計算式は、売上高の計算式よりも少々複雑となります。
粗利益の額=数量×粗利単価
=数量×販売単価×(1-仕入単価÷販売単価)
この粗利益の額を増加させるためには、「売上数量」と「利幅」の掛け算の極大値を求めることです。
その主な方法は以下の2つとなります。
①粗利益の高い商品を扱っている場合…数量を増加させ、粗利益を効果的に増加させることができる。
②利益率が低い商品を扱っている場合…販売単価を上げたり、仕入単価を下げたりして、粗利益率を高める。
粗利益の額を増加させるために、粗利益の額を構成する要素の1つ1つから考えると…
・数量(売上数量)を増やす。
・販売単価を上げる。
・仕入単価を下げる。
上記の3つの積の値が最大になるように、1つ1つの要素を設定していく必要があります。
積ですので、仕入単価以外で、どれか1つでも要素の値にゼロがあれば、粗利益の額はゼロとなります。
☑大切なポイントは、数量・販売単価・仕入単価の3つの要素のどこに手を打てば、最も粗利益の額が
増加するのか?よく考えて、まずそこから手を打っていくという事です。その後、第二、第三と…
可能な限り矢を放っていく改善の繰り返しが成果を出していく、という事です。
本日も誠にありがとうございます。 堀越まこと経営会計事務所 堀越 誠
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